【日本の生活Tips】退職したとき、転職したときの手続き【契約機関に関する届出】

Remember to submit Notification to Immigration Bureau of your employment change!

相談者

なにそれ?日本で働いているけど、そんなこと会社の人からいわれてません。

対象者

このページの対象者

日本で働いている外国人のうち、以下のビザ(在留資格)の人が対象です。

  • 「技術・人文知識・国際業務」
  • 「高度専門職1号イ」、「高度専門職1号ロ」
  • 「高度専門職2号イ」、「高度専門職2号ロ」
  • 「介護」、「興行」、「技能」、「特定技能」、「研究」

上に挙げた在留資格で日本にいる人は、「契約機関に関する届出」をする必要があります。
一方で、これらの在留資格ではない人も、転職したときや学校を転校・卒業したときなどに別の届出が必要な場合があります。
◎活動機関に関する届出について
日本の学校を卒業・進学・転校したときなどは入管への届出を忘れずに!【活動機関に関する届出】

いつ、どんな届出が必要か


契約機関に関する届出」を、事由が発生した日から14日以内に届け出ましょう。


  • 会社を退職したとき
  • 転職して、新しい会社に入社したとき
  • 会社の名前が変わったとき
  • 会社の住所が変わったとき
  • 会社が倒産したとき

これらの事由が発生した日から14日以内

相談者

しらなかったです。

はかせ

これは日本に住む外国人の義務なので、会社の人がわざわざ教えてくれない場合もあります。そもそも知らないということも…。

届出の提出方法、申請書のダウンロード、申請書の書き方

届出を忘れてしまった場合、どうなる?

この届出を忘れてしまったからといって、すぐにビザがなくなったりすることはありません。ただし、この届出は義務なので、これをしないことは義務違反となります。違反状態のままで転職を繰り返すと、ビザを更新するときに在留期間が3年ではなく1年になってしまうなど不利な扱いを受ける可能性があります。また、今後永住申請をする場合は、この違反が審査に悪影響を及ぼす可能性があります。長く日本に住みたいと思っている場合は、絶対にこの届出を忘れないようにしましょう

相談者

わすれてた。どうしたらいいですか?

届出を忘れてしまった場合、おくれても提出しよう!

届出を忘れてしまった場合、ビザの更新や永住申請にどれほど影響を与えるかはその常習性・悪質性により異なります。繰り返し義務違反を行っている場合は要注意です。届出が遅れてしまった場合は、気づいたときになるべく早く提出をしましょう。

「永住」をめざす外国人は必ず届出を!

入管が公表している「永住許可のガイドライン」には永住許可を取得するための法律上の要件が示されています。
その中には、公的義務(納税、年金、保険料などの支払い)に加え、届出義務を履行していることが求められています

永住許可に関するガイドライン(令和6年11月18日改訂)

1 法律上の要件の(3)のイ

〔…略…〕公的義務(納税、公的年金及び公的医療保険の保険料の納付並びに出入国管理及び難民認定法に定める届出等の義務を適正に履行していること。〔…略…〕https://www.moj.go.jp/isa/applications/resources/nyukan_nyukan50.html

入管への「届出(とどけで)」完全ガイド

このコラムでは、入管法に定める届出(とどけで)について詳しく解説しています。 この届出をやっていないと、在留資格(ビザ)の更新で1年ビザされたり、永住や帰化の審…

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